沿革 ♦ 福岡県久留米市は、明治22(1889年)4月に実施された 市制施行で、全国35都市とともに 誕生しました。発足当時、最小規模だった久留米市が発展の手段として選んだのは、軍都への 道でした。官民挙げての猛烈な誘致活動の末、連隊や師団の移駐が決定します。市街地郊外 には軍施設の建設ラッシュが起こり道路網の整備が進んで、地域経済は発展していきました。 まさにその明治後期から久留米市今町の地で屋号『 さのや 』として革製品の卸・小売業を営んで おりました。鞄、靴、馬具、刀を収める鞘にいたるまで革製品専門に長年にわたりその軍隊にも 納めていました。創業者 佐野半次郎、二代目 佐野武と、明治、大正、昭和の時代にまたがり 商いも盛んでありました。 しかし、十五年戦争がはじまると、街は戦争一色となっていきました。 ついに運命の、昭和20(1945年)8月11日、久留米市は米軍の空襲を受けて焦土と化し 軍都は終戦を迎えました。被害面積は市街地の7割にも達しました。 戦争の傷跡がまだ残るころ、戦後のいち早い復興をめざし、商い再生に必死に取組みました。 しかし、昭和28(1953年)久留米市筑後川大水害を受け『 さのや 』があった久留米市今町は 土地が低かったために水没し、多くの製品が全て流され大きな被害を残すこととなりました。 その後『 さのや 』としての商いは廃業に追い込まれていきました。 明治40(1907年)から、昭和31(1956年)までの間、福岡県久留米市今町の地で、 革商人としてご商売をさせていただき、誠に有難うございました。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ♦ それから53年の年月が流れ 『 さのや 』 の創業者 佐野半次郎のひ孫にあたる 弊社代表が平成21(2009年)4月に、バッグ、革小物、ベルトを中心とした服飾雑貨の 企画、輸入、卸、販売業の株式会社コックス・ウェインを設立し現在に至っております。 「株式会社 コックス・ウェイン」 代表よりみなさまへ 衣・食・住とは人にとって生き方そのものですね。 服も靴も車も電気も住まいも家族も食事も仕事も・・・ その生き方の衣「服飾商品」の関連にてお仕事をさせていただいております。 市場には「モノ」があふれている今日です。 私どもが扱う商品は、贅沢品ではございません。 日常に必要なファッションアイテムを「さりげなさと着崩しに」をテーマにご準備しております。 株式会社コックス・ウェインは、 「 服飾商品の企画、輸入卸販売を通じて、お得意先様と一緒に同じ目標に向かって ご商売を させていただき、ユーザー様の満足、お得意先様の繁栄に貢献できる会社 」 を目指しています。 何卒宜しくお願い申し上げます。
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